2010年12月7日火曜日

12月の営業日

リビングルーム北本団地、12月の営業日は、11日(土)、12日(日)、17日(金)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)です。

2010年12月4日土曜日

共になる道、開かれた料理

怒涛のように過ぎる夕方までの時間。子どもたちが遊びまくるなかに大人の客がやって来る。一日に数回交換のために訪れた客の家まで行くが、その時数人の子どもがついてきて、大人と子どもが共になるのはリビングルームというよりむしろ家に行く道や玄関先である。
夕方を過ぎると静かな時間になって、最近定例になっている開いた料理が行われる。商店街の寿司屋の孫が今日は本格的に覚えようとしている。

2010年11月22日月曜日

明日の天気

商店街のお店で一緒に食事をした後に、あたかも居間にいくように向かいのリビングルームに入る。チャンネルを変えて、明日の天気があんまり良くないらしいことを話す。しばらく過ごして、家の近くまで送っていった。

2010年11月17日水曜日

冬の装いと参加する料理

このあいだ受け取った大きなストーブが点くと、一気に冬の雰囲気。このストーブに合わせて冬支度が必要になるなとおもったリビングルームにいた数人が、ウォンテッドカードを書く。さらに、模様替えをして料理をできるスペースができた。なんとなく揃ってきたキッチンセットで料理を作り始めたら、同じ商店街の寿司屋の親子が寄って、子どもが少し手伝いつまみ食いもしていく。道具の足りない不便な料理過程が、逆に普通に使うおたまやしゃもじの理由をわからせる。作れるものに合わせてできたディナーはシチューと焼きそばだった。

2010年11月9日火曜日

帰路の一言

開店がおくれて、シャッターを開けるときはちょうど小学生の下校時間。みんなが声を掛けていくが、下校中の寄り道は禁止というルールを知っていたため、試しに「寄り道禁止なんでしょ」と言ってみると、サッと帰った。あまりの素早さに、別にいう必要もなかったと気づく。
一週間ぶりの開店だからかもしれない。リビングルームに飽きる子どももいるし相変わらず来続ける子どももいる。今日初めて踏み入ったお母さんもいる。そのバランスがリアルである。
自治会の方とリビングルームの店員が商店街の中華料理屋で話す。ふと出た死に関する話に驚く。自治会は消防団のような役割も担うのか。リビングルームを閉店した帰り道、少し先のほうに止まる、消防車を見た。

2010年11月2日火曜日

冬支度は突然に

同じ商店街の中華料理屋「大盛」の大将が来店。寒くなってきただろ、と久しぶりの店員に声を掛けた。しばらくしてゲームボーイをやっていた少年と一緒に店の裏口に行き、大きめの石油ストーブを受け取る。リビングルームの冬支度は、大将の一言から自然とはじまった。

DS世代よ

久しぶりの開店。「おれのリビングルーム!」と飛び込んできた少年。学校がえりの寄り道は禁止らしく、家に帰りまたすぐやって来た。意外と初代ゲームボーイにはまっている。昔のゲーム世代が交換していたゲーム機をDS世代があそぶ。

2010年10月15日金曜日

リビングルームティータイム第1回 『コンサート』


居間が暗くなり、ブザーが鳴った。「ただいまより、リビングルームティータイム第1回 コンサートをはじめます」アナウンスが響く。
リビングルームに偶然あつまったモノと偶然集まる人によってつくられるイベントの時間、リビングルームティータイム。ピアノとカラオケセットがやってきたことからコンサートが準備された。
前の日にふらっとやってきたピアノ経験1年間の少年がトップバッター。その曲は練習しつづけたが、発表会で披露できずにいたらしい。完璧に弾き切った。かなりうまいリビングルーム店員によるソロピアノとつづき、よさこいチーム栄華連の先生たちによるおどり、代表による歌謡メドレー。機械トラブルに見舞われてもアカペラで唄い切るところ、さすが代表。すこしだけの休憩をはさむ、リビングルームの外には人が沢山あつまっている。中からだとあまりわからなかった。この時にあわせて拡張されたリビングルームは商店街の道に5mはみだしている。いつものテーブルは客席になる。たりない椅子は団地の集会所から借りている。
第二部は天才演歌少女のオンステージ。彼女の出演の由来は面白い。コンサートをやると決まってから数日後のこと、リビングルームでテレビを見ていた店員と近くの寿司屋の少年。そこに姉弟がやってきて共に観る。番組がおわって弟が一言、「お姉ちゃんは歌がうまいんだ。」、そうかそうか、じゃあカラオケセットがあるから唄ってみなよと店員言う。油断していた。こぶしが効く、太く通る歌声。とてつもなく上手かったのだ。たまたま祖父母と寿司屋にきてるというのですぐさまコンサートへの出演交渉をした。
その経緯があって彼女がスポットライトを浴びる。1曲、2曲、3曲、唄い進めるとともにコンサートは多いに盛り上がる。アンコールにも完璧に応えた。コンサートはクライマックスからエンディングへ。
店員がつづく歌い手を客席から募集すると、一人のおじさんが立候補、自己紹介から一曲披露。さらにもういちど店員のピアノソロをおこない、夕方から夜にかけておこなわれたコンサートは幕閉じた。
コンサートが行われた事、人が集まった事、それ自体たしかに一見おもしろいのだが、そこに焦点はないだろう。「非日常としてのコンサート」がスポットを当てたのは、結局日常として其処に存在しているいつものリビングルームそのものだった。








2010年10月3日日曜日

歌がはじまる

来週に迫った第一回リビングルームティータイム、コンサート。いつものリビングルームに少しずつコンサートへの空気が流れ始めています。出演者の練習が行われる夕方。

2010年9月23日木曜日

大雨の中

遅めに開店したリビングルーム、どうやって開いたのを確認しているのか、いつもの少年たちすぐ来る。コンサートの練習をする。

2010年9月17日金曜日

居場所、対、居場所

学校から帰り、自分のうちにいき、商店街にある居間にやってくるいつもの少年。彼が辿るルートのように、リビングルームはすぐそこの居場所に関わり出来上がってきた新たな居場所。

2010年9月14日火曜日

徳島でも営業中

徳島両国本町でのリビングルームの様子。
勉強会やワークショップの場所としても使われています。

2010年9月8日水曜日

今月の営業日

リビングルーム北本団地、今月の営業日は、

9日(木)、10日(金)、16日(木)、17日(金)、23日(木)、24日(金)

です。

2010年9月4日土曜日

おちつく時間

子どもたちが去った。そこに居間がある、という状況が不思議に浮かび上がってくる。

チラシくばりの果てしなさ

2000戸の団地にチラシを配るが、すぐにチラシがなくなる。これはなかなか大変だと、ひと仕事終えた雰囲気でみなリビングルームに戻った。

2010年9月3日金曜日

公開家族

みんなでドラえもんを見る。寿司屋の少年と、寿司屋にきているお客の子供たち、2人の店員。その家族のような全員は、周縁からの偶然の寄せ集め。

居場所にはいる

商店街の美容院、二階のテーブルをみせてもらう。明日の午後にとりにいくことになった。

2010年8月27日金曜日

リビングルームのある風景

北本団地の商店街ちかくで、リアカーをひく人がいる。リアカーの上には冷風機と、寿司屋の少年がのっている。寿司屋の少年はしょっちゅう冷風機の持ち主のお宅に遊びに行っている。

2010年8月26日木曜日

昼下がりの店番

リビングルームの前で人が話す、中には入ろうとしない。境界線のギリギリにはくる。

これからウォンテッドカード兼チラシをつくり、団地に家具を探しに行く。

2010年8月9日月曜日

関わり方の多様

居間で遊ぶ人もいれば、今の物を交換しようと巡り見るひとたちがいる。見て回っている人達が異質かのように、じっと見る人もいる。

仮設の家庭か

テーブルがきて、リビングルームらしさが一気に高まる。どこにでもある、居間の姿がつくられる、という状況が此処にある。



顔なじみから

毎日きている少年の家はあるいて20歩くらいの寿司屋さん。机と椅子をうけとった。

2010年8月8日日曜日

みつけにいく

リビングルームにこれがあれば、あれができる、と考えながらウォンテッドシートなるものをつくってみる。

2010年8月7日土曜日

今日の終わり

リビングルームを閉める。17時以降に怒涛の家具運びがあり、居間が変化した。その時、居間にいる人たちで配置を考えている。

ふたたび開店

北本団地でのリビングルームがふたたびはじまった。3月までの長期的な営業ということを考えると、自然に、普通に、ただ確かにその方法を強めて続けていきたい。
前のように何もない状態から始まるわけではないので、ここから、どのように変えていくか、なにが行われていくかが重要。

2010年8月4日水曜日

そうして

一度行動は収まりDSを始めるのだが、このあとまた遊びまわる。
ただ、作業をしているということを踏まえて遊ぶ。遊ぶことと、その場所の現状とをすりあわせて、すこしルールが変わっている様がある。
リビングルームは場所の現状が、周りとの関係性でできてくる。その現状によって、リビングルームでの遊びもできてくる。

5日より営業が再開する。

北澤

2010年8月3日火曜日

再開に向けて

ゆうやとカーペットを敷く。最初はできないできない、と言っていた、両面テープの剥離紙をはがしていく作業。いつのまにか、はがし上手になっていた。一緒にリビングルームを再現していく。
他の少年たちも手伝おうとするが、すぐに気持ちが逸れて遊びだすので、それなら外で遊んだ方がマシだ、とひとまず追い出した。

北澤

2010年4月3日土曜日

ないけどある

リビングルームの品たちは、この壁、床と我々との間に溜まっていた。それはリビングルームの周縁も変わらない。
ある少年はいつもの自分の動きを思い出し、ここにこれがあって、ここに はあれがあって、とつぶやいていた。ないけどたしかに在ることを辿るよう。

リビングルームは境界での出来事。これまでのそれとこれからのあれについて考えながら、今のリビングルームは閉じていった。

2010年3月30日火曜日

ここから

リビングルームが撤収してゆく。
居間にかかわりつづけた人々が手伝いにくる。
今までリビングルームで交換してきた人も、たむろしてきた人も、店員であった人も。

2010年3月29日月曜日

居間が解体されてゆく

ひとつひとつ、居間の要素が
きえてゆく。
そこがなにもなかったことと、
何かがあったことが見えてくる。

さらばコタツ

リビングルームからコタツがなくなる。小さなちゃぶ台に代わると、なん
だか変な感じがした。

2010年3月27日土曜日

品札の模倣

ある少年、品札にとても興味を持っている。まちがえながらも、一生懸命
うつす。

2010年3月25日木曜日

閉店の前

そこにたくさんの人が居たことを、
示している閉店前の光景。
店員はすこしだけ片付けをして、
その日の出来事を業務日報に記す。

2010年3月24日水曜日

クレバーな移送

なかなかいい方法で交換してゆく。
このあと、鍋をたべていった。

2010年3月23日火曜日

料理中

ただいま鍋をつくっています。

2010年3月22日月曜日

リビングルームの鍋

ある客が鍋料理の本を持ってきて、どれをつくるか店員と相談する。
明日の18時半からコクきわだつ豚肉のビール鍋を食べることになっ
た。

2010年3月20日土曜日

ようやくのドンヂャラ

コタツがあらわれて、前からあったドンヂャラがちょうど良いサイズとい
うこともあり、遊ばれていた。
十数日前、ここにはただ一枚の布がしかれているだけであった。
いま、周縁との交換による、我々の場所がそこにある。

2010年3月19日金曜日

みんなの居間

お母さん世代もだんだんとリビングルームにやってくるようになって、幅
広い世代が集う場所になってきた。
まるで、そこに家族がいるようだ。

2010年3月18日木曜日

我々の居間

みんなの持ち物として機能している。1人は歯医者にいくのが嫌で
ソファに座っている。

いつもの人

お店にくるというよりは、リビングにきて話して帰っていった。あとでま
たくると言った。

2010年3月14日日曜日

リビングルームは訪れた人がつくる

品札を書く業務が永遠に続く。
商品の合計は106個になった。
夜遅くのお客たちと交換し話す。
お湯をわかして
ラーメンをともに食べた。

2010年3月13日土曜日

そこにいる

人が集まる。子が集まり、親が集まる。物が集まり、だんだんと家のよう
になる。リビングルームは7日目になった。

2010年3月12日金曜日

品札は関係の表し

リビングルームの商品には品札がついている。商品名とそのものに関する
ストーリーが記されている。

目の前の無知

リビングルームの向かいに
いつもはないお店がでている。
座って話すお客には時々くるこの店はいつものことのようだ。

2010年3月11日木曜日

チラシ配り

団地2000戸にチラシを配る。いくつかの棟は子どもたちがすでに
配ってくれているようだ。

2010年3月10日水曜日

2010年3月9日火曜日

店になること

タンスが人気である。さきほどソファの予約がはいった。
店と居間。時間によって、空間の役割が変わっていく。関わる人によって
変わっていく。
そろそろ小学生がやってきて、彼らの居間となる時間だ。

ソファあらわる。

リビングルームにソファが来た。
このソファの色違いをもってる、
という人が2人いた。
なぜ家具が似るのだろう。

2010年3月7日日曜日

世代なき居間

午後リビングルームに居た青年と少年は、おなじ小学校の先輩後輩の関
係。校歌は今と昔で変わっていないのかと確認しあっていた。

関わる、もらう。

団地2街区19棟でタンス、棚、鏡を受け取る。初めて団地の
家の中にお邪魔した。

机がきた。

歩いていると、おなじ商店街の寿司屋さんに声をかけられ、机をうけとっ
た。
リビングルームに机を置くと、すこし居間らしくなり、くつろぐ2
人が居た。
試供品